ドワーフオリノコバナナ(Musa Dwarf Orinoco)収穫レポ

少し前ですが、ドワーフオリノコバナナを収穫したのでレポしたいと思います。結実したのが昨年の10月頭頃で、収穫が2月末~3月上旬頃でしたので、5カ月ぐらいはかかりました。

1本黄色く色付いてきていたので収穫しました。

ドワーフオリノコバナナ

これぐらいのタイミングがバナナ収穫にはベストですね!

ドワーフオリノコバナナの特徴として、 ドワーフの名前の通りだいぶ低い位置で実をつけますね。そして普通のバナナに比べて実がかなりデカい(太い)です。ミャンマーバナナとかに似ています。ドワーフハクムック系バナナって感じでしょうか。

ドワーフオリノコバナナ太さ

ドワーフ系で料理用品種ってのはかなり珍しいです。元々耐寒性も病害虫にもすこぶる強いハクムック系っぽいバナナが、矮性で台風にも強いんですから、バナナの中でも最強の部類に入るバナナなんじゃないでしょうか?!

料理用品種で言えばドワーフプエルトリカンバナナも育てていますが、ゾウムシに弱すぎてまったく満足に収穫できません。今瀕死の状態です。。。

ちなみにこのドワーフオリノコバナナは和歌山県のW氏に2016年に譲って頂いた物で、由緒正しい? ドワーフオリノコバナナになります。

なぜ由緒正しいかと言いますと、実はドワーフオリノコバナナは同じ名前でナムワ系のバナナも出回っているらしいのです。詳しくは送って頂いた時に動画URLも頂いたので、そちらを見ると詳しく説明されています。

2016年に譲って頂き、最初の結実が2018年でしたが、その時はあまり良い実を収穫できませんでした。

動画の16:00頃でW氏も仰っておりますが、多くの人が「沖縄だからバナナは良く育つだろう」と考えると思いますが、実はそうでも無いです。

たとえ暖かい場所であっても、その土地の気候に慣れるのは少し時間がかかりますし、なにより栽培に適している環境と言うのは、その分病気や害虫も多いのです。それにプラス台風も来ます。

なんとか環境に順応し、台風被害をかいくぐって、無事満足な実を収穫できたのが今回と言うわけです。

一つ一つの実は大きいですが、冬の結実なので段数は少な目ですね。

ドワーフオリノコバナナ

夏の収穫ならもっと段数はつくと思います。

持って帰ると1日であっという間に黄色に色づきました。

黄色に色づいたドワーフオリノコバナナ

まだこれ位の色だと食べてもあまり甘く無いです。

ドワーフオリノコバナナ生食

なかなか甘くならない点からもやはり調理向きのバナナっぽさが伺えますね。

せっかくなので、熟したタイミングが違う物を調理して味比べをしたいと思います。

ドワーフオリノコバナナ比較
左)まだ未熟   真ん中)熟し始め   右)熟した物
ドワーフオリノコバナナ比較

バナナフライです♪

ドワーフオリノコバナナフライ

どれもなかなか美味しかったです。未熟な方がホクホクと言うか、ジャガイモっぽいですね。熟したものは柔らかくなってジャガイモと言うよりは、サツマイモって感じでしょうか?普通熟したバナナを調理すると酸味が出てくる物もあるのですが、これはあまり酸味は無く本当に調理に適した品種だと思います。

完熟まで熟させた物も試してみました。

完熟したドワーフオリノコバナナ

だいぶ甘くなりますが、通常食べているバナナとは香りが違います。

完熟したドワーフオリノコバナナ生食

嫁さんは桑の実の味がする・・・と言っていましたが。ちょっと何言ってるかわからないですね。でもそれぐらい香りが違います。

シリコンスチーマーに入れて電子レンジでも調理してみました。

ドワーフオリノコバナナ
ドワーフオリノコバナナ

大体600Wで4分半ぐらいやりました。大きさや入れる本数によっても時間は変わってくると思います。皮がパリっと割れます。皿の上にバナナを載せただけでやるとレンジの中が煙で充満するので注意です。

ドワーフオリノコバナナ

調理するとサツマイモのように黄色になります。

ドワーフオリノコバナナ比較

ネットリとしてて味もまさに焼き芋って感じですね!バナナきんとんが作れそうです。

ドワーフオリノコバナナ

余った物は天ぷらにしました。

ドワーフオリノコバナナ天ぷら

美味しいのですが、ちょっと柔らかすぎに感じたので、調理するならもう少し早めの方が良さそうです。

と言うことで、ドワーフオリノコは調理用バナナとして想像以上に優秀だと言うことがわかりました(^^)

株分けしてもっと栽培を増やしていこうと思います。

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